おしぼりは手や顔を拭く道具ではなく、おもてなしのためのアイテムだ〜なんてお話は前にしたと思いますが、最近は『ホールスタッフの教育用アイテムだ〜』とお客様にお話ししています。
ホールスタッフ全員に『おしぼりを手渡すとき(手渡し前提です)、お客様からありがとうと言われるように出しましょう!』と伝え、毎日何回『ありがとう』と言われたのかカウントして競うと、それだけでホールスタッフの対応やお店の雰囲気が見違えるほど変わります!
ホールスタッフが、どうおしぼりを手渡したら『ありがとう』と言われるか、自ら考えさせる事が大切です。
例えば、冬場女性のお客様が来店し、席に着く前におしぼりを持ってスタッフが待っていたら、お客様は急かされた気持ちになってしまいます。コートやマフラーを外し、席について『ホッ』とした瞬間に、暖かいおしぼりを最高の笑顔で『いらっしゃいませ!』の言葉とともに手渡す…思わず『ありがとう』と言いたくなりますね!
お店側は忙しい中、そんな気を使って接客は難しいと言いますが、どんなに忙しくても、料理の手は抜きませんよね?ファーストコンタクトの瞬間だけは、料理と同じようにこだわってみると面白いと思いますよ。
ぜひ一度だまされたと思って、実験してみてください。